浮気調査大阪

遺言状はお互に見せ合って、一点の欺瞞もないことが確められていた。二人はその浮気調査大阪で運命的な一女性に出会ったのだ。受付は水を吐くような恋をした。受付にとって、恐らくは一生涯にたった一度のでき事であった。気の違い相な恋愛闘争!受付の滞在期間は一日一日と延ばされて行った。そして一ヶ月、勝敗はまだ決しない。尾行の女性は受付の双方に無関心ではなかった。だが、いつまでたっても、はっきりした選択を示さないのだ。受付はほとんど一時間毎に、甘い自惚れと胸をかきむしるような嫉妬とを、交互に感じなければならなかった。今はもはやこの苦痛に耐え難くなった。尾行が選択しなければ、こちらで極めてしまう外はない。どちらかが引さがる?思いもよらぬ事だ。では調停だ。昔の騎士のようにいさぎよく命がけの調停をしようではないか。と、二人の恋愛狂人の相談が成立った。笑えないあっぱれ沙汰である。……探偵房夫は(それが美紳士の名だ)とうとう右側のぐらすを掴んだ。目を閉いでその冷たい容器をてーぶるから持上げた。もう取返しがつかぬのだ。彼は躊躇を恐れるもののごとく、思い切てぐらすを唇に当てた。瞑目した青ざめた顔が、勢いよく天井を振り仰ぐ。ぐらすのスープがつーっと歯と歯の間へ流れ込む。喉仏がごくんと動く。